HG ジム・スループを素組みレビュー! アクア・パックが象徴的なプレバン限定ガンプラ

HG 1/144 RGM-79U ジム・スループを素組みレビューする。プレバン限定ガンプラの2次予約に成功! アクア・パックが魚のエイみたいで、センサーポッドを展開するとさらにそれらしくなる。バラストタンクやソナー・ガンなど目新しい要素も満載のキットだ。
目次
- HG ジム・スループがプレバン限定で登場! スカートと腹部の可動がすごい
- アクア・パックがエイみたい! センサーポッドとリード線の展開も再現
- 武装は新規造形のソナー・ガンと既存のビーム・スプレーガンが付属
- HG 1/144 RGM-79U ジム・スループの総評
HG ジム・スループがプレバン限定で登場! スカートと腹部の可動がすごい

HG 1/144 RGM-79U GM SLOEPは、プレミアムバンダイ限定として2025年10月にバンダイスピリッツから発売。価格は税込3,520円、対象年齢は8歳以上。日本のSF作品『機動戦士ガンダム』に登場する試作機のジム・スループをHGガンプラ化した。

緑色のジムはこれまでにMG ジム・タービュレンス、HG ジム・スパルタン、MG ジム・スナイパー カスタム テネス・A・ユング機、HGジム・ストライカー、ジムII エゥーゴカラーVer.など数多く登場。でも今回のHG ジム・スループには他のジムにはない、唯一無二の特徴がある。

ジム・スループが唯一無二の理由、それは水陸両用モビルスーツということだ。なんと水陸両用MSは地球連邦軍史上初めて。そのため、バックパックや武装は水中活動を意識した装備になっている。
ジムは顔以外が角張ったイメージが強いけど、水陸両用になったことで丸みを帯びた雰囲気に。滑らかになったデザインも唯一無二の特徴だ。

ジムスループの顔。頭頂部のメインカメラ、バルカン砲、側頭部のセンサーなどが備わっている。目はクリアブルーのパーツによって表現。その透き通った青色によってアクアマリン感を高める。
首の可動は、上を向く動きには弱いが顔を突き出す動きに強い。肩が出っ張っているから、横を向く時は干渉を受けるようだ。

ジムスループは肘が長めで2か所が可動することによって可動範囲が優秀。肩のパーツに当たらなければ、ピタッと折りたためそうなくらいだ。

肩には引き出しギミックを搭載。でもそれほど感動的に可動するってわけじゃない。

ジムスループはフロントスカートがガバッと可動。左右の独立可動はできないものの、脚の自由な動きに大きな影響を与えるような可動域を備える。

フロントスカートの優れた可動範囲を活かせば、脚を豪快に持ち上げることも可能。

さらにほとんど90度近く曲げられる腹部と組み合わせれば、走り幅跳びや障害物競走をしているようなポージングも。

膝から下に着脱可能な補助バラストタンクを装備した脚部は膝の可動もなかなか。一見すると柔軟性がなさそうなスカートを持つジムだけど、2025年の最新HGともなるとあちこち可動がすごいね。
アクア・パックがエイみたい! センサーポッドとリード線の展開も再現

ジムスループの最も印象的な装備、それがアクア・パック。水陸両用MSの象徴ともいえる、水中で活動するための機能を多く備えたバックパックだ。その形状はまるで魚のエイみたい。

アクア・パックは3つのスクリュープロペラを搭載。潜水艦のように水中および海中を移動するための推進機だ。

スクリュープロペラはアクア・パックの上部と下部に配置。白と緑色のボディカラーで一見地味になりそうな機体を彩る黄色だ。この黄色のワンポイントがなんとも絶妙で、ジムスループに適度なポップさとメリハリを与えてくれる。

アクアパックにはジムスループ最大の演出を用意。センサーポッド展開状態の再現だ。センサーポッドを展開すると、エイの尻尾みたいでさらにエイ感が高まる。

センサーポッドの展開状態はパーツの差し換えによって表現。センサーポッドを取り外した後、もう一組あるリード線に繋がれたセンサーポッドをアクアパックの射出口に差し込むだけだ。リード線はある程度硬さがあるから、フレキシブルな射出シーンの保持と表現ができる。

さらにセンサーポッドには、ちょっとかわいいギミックも。アンテナをぴょんと持ち上げられるんだ。ジムスループからボールが出てきたみたいでなんかかわいいね。
武装は新規造形のソナー・ガンと既存のビーム・スプレーガンが付属

ジムスループが手に持てる武装はソナー・ガンとビーム・スプレーガン。ソナー・ガンのほうは新規造形になる。今のところ、ジムスループの固有武装だ。

ソナー・ガンは水中を探索するための武装。トリガーを引いて音波を発信し、敵機を検出する。あくまで索敵用なので、ビームを出したりミサイルを発射するといった攻撃行動はできない。

攻撃不可・・・それでもかっこよく音波を出すことは可能。どうせならダイナミックに音波を出したいよね。

攻撃できる武器のほうはビーム・スプレーガン。ビームライフルより小ぶりで、ビーム・ピストルより大きな武器だ。

ジムスループにはビーム・スプレーガン発射時の反動を抑えるための平手パーツが付属。ビーム・スプレーガンをしっかり固定して精密射撃を行うことができる。

ビーム・スプレーガンは陸戦用の武器だと思われるけど、水中向けのソナーガンとの二丁拳銃ポーズもかっこいいよ。

全身の優れた可動域を組み合わせれば、ジムだって主役さ。正直なところ、武器が小型のビーム・スプレーガンだけっていうのは実戦で心許ないけどね・・・ビームサーベルやズゴックの爪みたいな、いざというときの近接戦闘武器もないから。そこは試作機って感じかな。
HG 1/144 RGM-79U ジム・スループの総評
HG ジム・スループは歴代ジムの中において最も高級感があるガンプラ。ごちゃごちゃしすぎてないけど、適度にボリュームがある感じ。動かせるところも多くて楽しい。
設定上はジオンの水陸両用MSに劣ってスペックもちょっとアレらしいけど、デザインは逸品だと思う。でもアクアパックをプラスしただけで3.5Kは高いけどね。。。
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