一番くじ D賞 メカゴジラ 1975 MONSTERLISEをレビュー! 怪獣乱舞 荒ぶるモノ

一番くじ D賞 メカゴジラ 1975 MONSTERLISE 怪獣乱舞 荒ぶるモノをレビューする。造形や彩色が歴代フィギュア屈指の出来栄えで超かっこいいソフビだ。フリマアプリでも売れ行きが早く、その人気の高さが窺える。
目次
- 一番くじにメカゴジラ 1975が登場! D賞でも造形と彩色がすごい
- リベットや装甲のディティールが細かい! 口の中のミサイルも再現
- 腕にはMG2のエンブレム! 関節の蛇腹や回転ミサイルも必見だ
- 膝のとんがりはホーミューショット! 尻尾のスタンドも付属
- 一番くじ D賞 メカゴジラ 1975 MONSTERLISE 怪獣乱舞 荒ぶるモノの総評
一番くじにメカゴジラ 1975が登場! D賞でも造形と彩色がすごい

メカゴジラ 1975 モンスターライズ 怪獣乱舞 荒ぶるモノは、一番くじ D賞のハイクオリティフィギュアシリーズとして2025年10月25日 土曜日 世界パスタデーにバンダイスピリッツから発売。
1975年公開の日本の怪獣ホラー映画作品『メカゴジラの逆襲』に登場するメカゴジラを圧巻の造形でフィギュア化した。材質は主にPVCおよびポリ塩化ビニルなので、今回のメカゴジラはソフビだ。

パッケージにはアートおよびイラストではなく、商品のメカゴジラの写真を2つのアングルからチョイス。

外箱の側面でも前述とは違うアングルのメカゴジラをプリントしている。

背景には薄っすらと白いエフェクトが描かれ、メカゴジラのオーラを高めている。

箱にも記載されている通り、D賞の対象年齢は15才以上。部品がポロポロ落ちたりすることはないが、あちこちトゲトゲしているためか対象年齢は意外と高めだ。

ゴジラ 怪獣乱舞 荒ぶるモノのロゴデザインはちゃんと映画のタイトル風。サブタイトルは緑色だけど、メインタイトルはゴジラシリーズ伝統の赤色だ。

箱を開封すると透明なプラスチック容器に入ったメカゴジラが現れる。

メカゴジラは型が取られた2つの透明容器に挟み込まれる状態で包装。あまりギュウギュウにははまっていないので、すぐに救出できるだろう。

メカゴジラのフィギュアの全高は約18cm。サイズ感はムービーモンスターシリーズと怪獣王シリーズの中間くらい。サイズがしっかりあるので迫力たっぷりのフィギュアに仕上がっている。

原型は渡辺結樹(G-tempest)、彩色は矢竹剛教が担当。今回のメカゴジラは特に彩色が素晴らしく、高級感や重厚感がある仕上がり。その完成度の高さが特別な雰囲気を醸し出したり、人気を呼んでいる大きな部分だと思う。矢竹剛教氏は本当に最高の仕事をしてくれた。
リベットや装甲のディティールが細かい! 口の中のミサイルも再現

ソフビでは顔をやや右に向けて、左手が右手より下がったポーズを表現。たぶんフィンガーミサイルから進化した回転ミサイルを右手で発射しようとしているところだ。

メカゴジラ 1975の顔。側面を中心に小さなリベットがいくつも配置されていて、ディティールがとても細かい。スペースビームを放つ目の複雑な造形や一本一本の歯もよく再現されているね。

首が長いこともあるが、正面から見るとかなり小顔に感じる。

メカゴジラの横顔はオオカミっぽい。鋭い目つきと盛り上がったまぶた、歯のトゲトゲ感がそんな雰囲気だ。

デストファイヤーという火焔弾およびマグマブラスターを放つ鼻も高精細に表現。

メカゴジラの口の中に見える舌のような赤い部分はミサイルだ。

ミサイルは下顎だけでなく上顎にも搭載されている。口の中の再現にもこだわりを感じさせる要素だ。

メカゴジラは首が長く、印象的なシャッターや大きめのリベットなど造形にも余念がない。

一番くじのメカゴジラは全身のリベットや装甲の精密なディティールが魅力的。

装甲がデコボコした感じとか、プレートの形状がきっちりしていないところなんかが劇中のメカゴジラそっくりだ。
腕にはMG2のエンブレム! 関節の蛇腹や回転ミサイルも必見だ

メカゴジラの腕。肩と肘の部分が蛇腹になっているのが特徴的で、上腕にはマークもある。

左腕は真っ直ぐ気味で、右腕はしっかり曲げた状態。

両方の二の腕にはMG2というエンブレムがあって立体的に表現。MG2はMechaGodzilla 2を略したもので、1974の初代メカゴジラから1975のメカゴジラ2になったことを示す。MGは青色、2は赤色で塗り分けされている点も再現度が高い。

右腕の肘は蛇腹が最もダイナミックに伝わる部分。シワの寄り方にリアリティがあり、優れた造形を楽しめる部分だ。

メカゴジラの手。5本指の人間と異なり、四本指を持つ。

指は非常に長く、まるで魔女やウルヴァリンの爪のように鋭利だ。

指がこのように尖っている理由は、回転ミサイルが搭載されているから。

回転ミサイルは手を回しながら指先から鋭利なアポロみたいなミサイルを放つ兵器。目から放つスペースビームに匹敵する高い使用頻度を誇る。メカゴジラのメイン武装であり、最大の必殺技のひとつといえる代物だ。
膝のとんがりはホーミューショット! 尻尾のスタンドも付属

メカゴジラの脚。全身がプレートアーマーのようなメカゴジラだが、この脚は特に中世の騎士感が強い。

太さも相まってとても迫力がある脚だ。そして関節部には腕と同じくジャバラの要素も。

両膝のとんがり部分はホーミューショットという武装になっている。

脚の指は3本で、これも手や膝のようにトゲトゲ。もう察しがついたと思うけど武器が仕込まれてる。ハイプレッシャーホーミングっていうやつだ。

メカゴジラはゴジラというだけあって背びれがある。

背びれはゴジラよりも丈が短め。でもこちらはメカだから、より鋭さアップだ。

しっぽの先はまるでシミターのような刃物感。

これは尻尾が刺さったらかなり痛いやつだ。

尻尾の先端には穴が空いている。何かを挿し込めそうな軸受けっぽい感じだ。この尻尾がもう一列ありそうな気がする、なんか中途半端かもっていうのが昔のメカゴジラらしいところ。味わい深いね。

メカゴジラには尻尾を支えるスタンドが付属。スタンドの内側の段差と尻尾の段差を合わせて乗せれば固定できる。スタンドがなくても後ろには倒れないんだけど、やっぱり使ったほうが安定感あるね。

メカゴジラは肘や脚、尻尾を活かして意外性のあるポージングも楽しめる。

特に倒れるポーズは絵になるよ。
一番くじ D賞 メカゴジラ 1975 MONSTERLISE 怪獣乱舞 荒ぶるモノの総評
メカゴジラ 1975は東宝30cmシリーズや超合金、ゴジラ50周年メモリアルボックス ムービーモンスターシリーズ ブラックメカゴジラなどいくつかフィギュア化されているが、今回の一番くじのソフビはそれらの中においても屈指の出来栄え。
制作側が当時の映像や資料を参考にしただけあって、劇中の再現度でいえば過去最高かもしれない。それくらい忠実なシルエットや素晴らしいディティール、そして彩色だ。D賞を当てるには17000円以上必要かもしれないけど・・・8000円前後なら納得のクオリティだと思う。
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