HGFC ガンダムシュピーゲルを素組みレビュー! 巻物が壮大なプレバン限定ガンプラ

HGFC ガンダムシュピーゲルを素組みレビューする。ガンプラ限定のオリジナルギミックによって背部から複数の巻物が展開する光景は壮大。回転台を用いたシュツルム・ウント・ドランクの豪快スピンギミックも。一味違う個性的な魅力満載のプレバン限定ガンプラだ。
目次
- ガンダムシュピーゲルがHGFC化! コアランダーは合体や分離ができる
- 両腕に折りたたみ式のシュピーゲルブレードを装備 グリップも持てる
- 巻物の展開が壮大! 和紙使用で実際に巻いたり広げたりできる
- メッサーグランツが付属! シュツルム・ウント・ドランクには回転ギミックも
- HGFC ガンダムシュピーゲルの総評
ガンダムシュピーゲルがHGFC化! コアランダーは合体や分離ができる

ハイグレード フューチャーセンチュリー ガンダムシュピーゲルおよびシャドウガンダムは、バンダイスピリッツのプレミアムバンダイ限定として2026年05月28日 木曜日 12時 花火の日に一次予約を開始し、2026年09月に発売。価格は税込3,740円、対象年齢は8歳以上。テレビアニメ作品『機動武闘伝Gガンダム』に登場するネオドイツ所属のガンダムシュピーゲルをHGガンプラ化した。

シュピーゲルはドイツ語で鏡という意味。パイロットや機体が使うゲルマン忍術に由来する名前らしい。英語名であるシャドウガンダムの影という意味も忍者らしさ満点。どちらも溶け込んだり紛れたり存在感を消す忍者の特性を簡潔に分かりやすく連想させる。訳せば漢字一文字っていうのもかっこいい感じだ。

アニメにおけるシュピーゲルの初登場回は第16話「最強最悪!デビルガンダム現わる」。ネオドイツの初登場とともにお披露目となった。
シュピーゲルのパイロットはシュバルツ・ブルーダー(キョウジ・カッシュ)。シュバルツはネオドイツ代表でキュウジはネオジャパン所属、シュバルツの中の人はアレで、コピーで、あれでこれでと設定が盛りだくさんのキャラクターだ。なお、本キットには彼のフィギュアは付属しない。

シュピーゲルの頭部。中央が三角形の黄色いツインブレードアンテナや黒いヘルメット、色分けされた赤い口などがある。ツインアイは赤一色でクリアパーツも未使用のため、劇中の緑色の目や黒い隈取りを表現するにはシールや塗装が必要だ。

シュピーゲルのボディには金ボタンを模した黄色のラウンドパーツが6つ配置。これらは全てパーツ分割によって表現されており、色分けのクオリティがとても高い。まるでRG並みの色分けだ。
とても細かいパーツだからシールが採用されても不思議じゃない部分。キットによっては今でも省かれるケースが結構あると思う。でも今回のシュピーゲルは4000円分の気合が入っているみたいだ。とにかくシールなしで色分けは嬉しいね。

シュピーゲルのフロントスカートは左右同時可動。組立説明書に切り離してもいいって書かれている場合もあるけど、今回はそうじゃない。でも実際にはニッパーで中央を切り離せば簡単に左右独立可動にできる。分割後にパタパタしたりゆるゆるってこともなく保持力は良好だ。もちろん分割加工しなくてもいいけどね。

シュピーゲルの腕。肩の赤いスラスターと黄色部分はパーツによって色分けされている。肩パーツはMGのように上から被せるタイプでフレキシブルに単体可動。腕の動きと連動しにくいけど、肩を釣り上げたり回転したりする動きに強い。

シュピーゲルはハンドパーツが豊富。武器持ち手、握り手(拳)、抜き手、開き手、巻物持ち手の5種類が付属する。

抜き手は後述するメッサーグランツを投げ終えた後や必殺技、チョップのような格闘戦などを再現するときに使用。

抜き手はさらに手首が可動し、画像のように直角に曲げることもできる。手首に可動ポイントを搭載したハンドパーツは近年HGでも普及してきており、ボールジョイントでは不可能な極端なポージングを可能にする魅力的なギミックだ。

開き手は完全に指を伸ばし切っておらず、ボールを掴むように少し曲げた形状。抜き手みたいに明確な用途があると決まってはいないけど、かっこいいポーズを取るときにはいい感じのアイテムだ。

シュピーゲルは背部にコアランダーをドッキング。可動式の赤いスラスターユニットを備えたコンパクトなバックパックだ。

コアランダーはパイロットおよびガンダムファイターが搭乗できるホバーカー。着陸船の意味を持つ名前の通り、背中にくっついているだけに留まらない。背中から離れて独立運転することができる。シュピーゲルに搭乗する時や脱出時などに使うんだ。スラスターユニットを動かして平たくしたらホバーカー形態の完成。プチ変形で全く無駄がない。
ホバーカーになったコアランダーはまるでスター・ウォーズに登場するルークのランドスピーダーみたいに地面付近を浮遊しながら走行。車輪がないから戦車のように地面を直接走るのではなく、少し浮きながら進む。武器もないからただ移動するだけだ。
コアファイターのように戦闘では活躍できないけど、ペットみたいでかわいいフォルムだね。なんか見守りたくなる雰囲気だ。
両腕に折りたたみ式のシュピーゲルブレードを装備 グリップも持てる

シュピーゲルのメイン武装はシュピーゲルブレード。別添えのサーベルやライフルはないけど、両腕にすごい切れる近接戦闘武器がある。

シュピーゲルブレードは両腕の前腕に装備。ヘビーアームズのアーミーナイフと同じ折りたたみ式だ。

ブレードを180度展開すれば手にソードを持っているも同然に。

さらにブレードのジョイントに付随する可動式のグリップを掴めば安定感や保持力も格段にアップする。ビーム・ライフルやマシンガンでいうフォアグリップのような役割だ。

グリップを手の下、小指側から掴む逆手持ちの形式は以前レビューしたHG ガンダムナイオンを素組みレビュー! ヴァジュラとバヨネッタが個性的のリンコウに似ている。

何かエフェクトがあるわけではないから色は地味な武装だけど、ヘビーアームズのアーミーナイフより刃が長くて威力は高そう。立派なソードって感じだ。

シュピーゲルブレードは腕に収納したり手に持たせたりせず中途半端な位置で留めてもしっかりとした保持力がある。様々な位置でかっこつけられるのはメリットだ。
巻物の展開が壮大! 和紙使用で実際に巻いたり広げたりできる

シュピーゲルは巻物を使う前代未聞かつ唯一のガンダム。ゲルマン流忍術の遁術(とんじゅつ)をイメージした5色のカラフルな巻物が付属する。フィルムではなくなんと一部が和紙でできた、リアリティのある本格的な巻物だ。
さらに巻物は非展開時と展開時のように巻いた状態と広げた状態の2種類が付属するわけじゃなく、実際に本物の巻物同様に巻いたり広げたりもできる。
巻いた状態の5種類の巻物はリアスカートに取り付けられるホルダーにマウントすることが可能。5色の巻物が並んだ光景は一見するとバナナジュースやストロベリーサイダー、メロンソーダ、ラムネ、コーラみたいでおいしそうだ。

ドリンクホルダー、いや巻物ホルダーはしっかり巻いた巻物が隙間なしでピッタリ収まるジャストサイズ。シュピーゲルを逆さまにしても巻物が落ちてくることはない。保持力はかなり高いよ。
でも少しタイト気味だから巻物を挿し込むときは苦労するかも。少なくとも巻物は無傷ではいられない。白かけしたトレカの角みたいに紙の縁が白くなってしまうと思う。
巻いた時点で既に紙がシワシワヨレヨレになっているところにさらに白かけのダメージだから、一気に古びた感じになる。いい意味に解釈すれば年代物のありがたい巻物だ。悪く捉えれば、ヴィンテージ化が速すぎる。巻物の健康寿命は短い・・・

巻物ホルダーを外した後のジョイント受けは付属のカバーによって塞ぐことが可能。まるでそこにジョイント受けがないかのように滑らかなリアスカートになる。ただカバーとリアスカートがあまりに違和感なく溶け込み過ぎてカバーを外すときは少し手間がかかる。
カバーは爪を引っ掛けて外せないから、リアスカートを外してカバーを裏側から押し出す必要があるんだ。多少不自然になっても取り外しやすいほうが良かったのか、評価が分かれるところ。

シュピーゲルには大技がある。間違いなく本キットのメインイベントといえる巻物の大展開だ。

シュピーゲルは5種類の巻物のうち4種類を選んで背部から展開することが可能。先述の巻物ホルダー受けに接続した、前方に大きく伸びる特徴的な形状のクリアパーツに沿ってラッチする仕組みだ。

巻物はクリアパーツの両面の数カ所に配置されたL字フックに挿し込んで固定。両面にフックがあることで巻物を両面および内側と外側を選んで固定することができる。注意点は巻物を全て広げた長さとクリアパーツの長さが一致しないこと。そしてフックが緩くて保持力がないことだ。
前者は巻物を巻いて長さを調節すればクリアパーツのサイズに合わせられる。でも後者は・・・対策できない。巻物がビンテージ化したことで変なクセが付きさらに輪をかけて保持力が弱まった。ふにゃふにゃの巻物がクリアパーツに心許なくふわっと乗っかっている姿はかなり貧相な雰囲気。まるでお釣りとしてもらった千円札がくしゃくしゃみたいな感じだ。
もし萎びた巻物が嫌なら、品格を保つ方法は2つ。シュピーゲルを2つ買って巻く用の巻物と巻かずにクリアパーツに乗せる用の2つをそれぞれ準備するか、スキャナーで取り込んでプリントアウトしてうまくやる。その2択だと思う。2つ買う場合は8000円だからかなりの出費になる。

クリアパーツにラッチできる巻物は4つ。余った巻物がひとつあるけど、それは手に持たせることができる。シュピーゲルの豊富なハンドパーツ群には巻いた状態の巻物をちょうど掴めるくらいに指が広がった専用持ち手が付属。巻物を上から掴んでも落ちない、ちょうどいいホールド力を備えたハンドパーツだ。巻いた巻物を持てるってかなりセンスいいね。

クリアパーツは4つのアームがそれぞれ独立してジョイントパーツに取り付けられており、多少角度を変えることも可能。もっとオーバースローにするとか、サイドスローやアンダースロー気味にできるよ。
メッサーグランツが付属! シュツルム・ウント・ドランクには回転ギミックも

シュピーゲルにはクナイ型の投擲武器であるメッサーグランツが付属。メッサーグランツはハンドパーツと一体化しており、指の間に左右3本ずつ持っている。

メッサーグランツはハンドパーツと同じダークグレー。公式サイトの紹介ページではシルバーだったけど、素組みだと色分けされていない。このままだとパット見は開き手みたいだ。

シールもないからメッサーグランツを際立たせたいなら塗装が必須になる。でもちょこっとシルバーで塗ればウルヴァリンの爪みたいにかっこよくなりそうだ。

シュピーゲルには2種類のスタンドが付属。アクションベース5 ブラックと必殺技再現用回転台だ。

必殺技再現用回転台はシュツルム・ウント・ドランクという必殺技に使用。支柱の前にあるレバーを掴んで時計回りでも反時計回りでも回せば、回転台に載せたシュピーゲルも回転する。先述のシュピーゲルブレードを活かした疾風怒濤ギミックだ。

レバーが意外と重いから速く回しにくいけど、慣れてきて上手くやればもうビュンビュン。4回転アクセルだ。これだよこれこれ。あっという間の必殺技だよ。レゴ ニンジャゴーのスピン術みたいに忍者ってものは回転する生き物だからね。キレッキレで調子いい時は、斬られた相手は自分が斬られたことすら気付かないかもしれない。
HGFC ガンダムシュピーゲルの総評
シュピーゲルはビームサーベルやライフルは持ってないけど、巻物を筆頭にメッサーグランツやシュツルム・ウント・ドランクなど見たことない要素がいっぱい。まさにGガンって感じの個性的なガンダムだ。巻物を巻いたり広げたり、シュツルム・ウント・ドランクの回転ギミックで遊んだり・・・ガンプラ界の味変ともいえる面白さが魅力的だ。
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