HG ジークアクスを素組みレビュー! ジオン公国初のガンダム

HG ジークアクスを素組みレビューする。庵野秀明氏が関わっているだけあって、エヴァンゲリオンのようなデザインが特徴的なガンプラだ。記念すべきジオン公国初のガンダムとして登場した。

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目次

頭部の非展開状態を再現! 丸ごと差し替えるだけ

HG ジークアクス

HG ジークアクスは、バンダイスピリッツから2025年1月17日 金曜日の大安に発売。アニメ作品『機動戦士Gundamジークアクス』に登場するアマテ・ユズリハ(マチュ)が搭乗の主役機をプラモデル化した。

ジオン公国軍製

ガンダムビルドダイバーズRe:RISEのジオンガンダムやジオンマーズを名乗るジオン残党軍の“火星独立ジオン軍”などを除いた純粋なジオン公国軍製として初のガンダム(所属はポメラニアンズだが、開発製造はジオン公国)となる記念すべき機体だ。

庵野秀明

ジークアクスは新世紀エヴァンゲリオンシリーズで有名な庵野秀明氏が脚本を担当している影響もあり、EVAに雰囲気がよく似た機体デザイン。巨大ロボットではあるが、より人間感が強い人型フォルムに仕上がっている。

ブレードアンテナ

頭部のブレードアンテナは鹿の枝角のように所々隆起した独特の形状。ディティールも細かく、おそらくガンダム史上最も情報量の多いアンテナだといえるだろう。シームレスな黄色いブレードアンテナのガンダムが多い中、この複雑な赤いアンテナを持つジークアクスは異色だ。

ツインアイ

ジークアクスはジオン公国軍開発のモビルスーツだが、ザクのモノアイと異なってツインアイを搭載。これまでもHGBD:R ν-ジオンガンダムやMG ガンダムF90(火星独立ジオン軍仕様)といったツインアイのジオン系ガンダムは存在した。だがパラレルワールドとはいえ、ジオン公国としては初の両目タイプとなる。これまたジオン公国初の要素だ。

ダブルボールジョイント

ジークアクスの頭部は顔を上に向ける動きに強い。頭部と胴体を繋ぐ首のダブルボールジョイント化により、他のガンプラよりもかなり上を向ける。

非展開状態

頭部はオメガ・サイコミュ発動時のツインアイ露出とブレードアンテナと耳を解放した“展開状態”、そしてそれらを閉じた“非展開状態”という2つのモードがある。

これは変形ギミックではなく差し替えによって表現。パーツの一部を組み替えるわけではなく、丸ごと頭部を入れ替える仕様だ。だからプチッ!・・・パチッ!って楽なのがグッドだね。差し替えなしの変形はMG化されたら可能かもしれない。

色分け

ジークアクスは最新のHGらしく、色分けが優秀。シール自体は各所の赤いラインやツインアイなど結構使うけど、ステッカーなしでもかなりいい感じでパーツ分割による色分けがされている。

肘の可動範囲

肘の可動範囲は90度くらいかな。細身でシンプルな構造にしてはイメージより動かせない。

腰の可動範囲

でも腰の可動範囲は素晴らしい。

真横にひねる

干渉するものがないから真横にひねるなんてお手の物だ。

前後の可動域

ただ、回転するのはすごいけど、前後の可動域はいまいちだね。

ジークアクスの脚

ジークアクスの脚は最近のガンプラらしく膝下がとても長くてスマートな形状。

スタイリッシュ

内部フレームが見えるメッシュもスタイリッシュだ。

独特の構造

脚の踝から下は足首の片側に接続される独特の構造。

氷上のアスリート

さらに足裏の接地面も少ないため、フィギュアスケートやスピードスケートのスケート靴みたいに見える。ジークアクスはまるで氷上のアスリートだ。

脚の可動

脚の可動はもう思いのまま。

ぐにゃぐにゃ動かせる

先述の腰と同じく干渉がほとんどないから、上下左右にぐにゃぐにゃ動かせる。

柔軟性

この素晴らしい柔軟性とスケーティングが金メダルへのカギだ。

ビームサーベルの形状が個性的 他のガンダムと一味違う

シールド

ジークアクスはシールドを装備。シールドのサイズは小さく、他のガンダムと比べてかなり小型の部類に入る。

シールドが小ぶり

ジークアクスの世界では大体のモビルスーツはシールドが小ぶり。

対応できなさそう

ちょっとしたビーム攻撃や近接武器による攻撃は受けて、大体は機動力で避ける感じかな。あまりにも攻撃が多いと対応できなさそうだ。

ビームサーベル

ジークアクスはガンダムの定番武器、ビーム・サーベルが付属。

一直線じゃない

ただ、一口にビームサーベルといっても形状が一直線じゃない。

環状の刃

内側に空間がある環状の刃になっていて、なんとなくザクのビーム版ヒートホークを思わせるような形状だ。

ビームサーベルのデザイン

このひとひねりあるビームサーベルのデザインには、ガンダムとはいえジオン公国色というか個性が感じられる。

二刀流

ビームサーベルは2本付属するから二刀流が可能。ビーム部分にボリュームがあることで、他のガンダムとは一味違う雰囲気の二刀流になる。ポージングにはとても有利に働くアイテムだ。

トメノスケ・ヒート・ホーク

ジークアクスには本物のヒートホークも登場。こちらの正式名称は“トメノスケ・ヒート・ホーク”という。

メイン武装

このトメノスケ・ヒート・ホークは軍用ザクの装備品で、ジークアクスもメイン武装として多くの場面で使用した。パッケージのジークアクスもこれを持ってるしね。

ジオン公国産らしさ

ガンダムなのにザクの標準装備であるヒート・ホークを持つ・・・これはおそらくジークアクスが初めて。ザクを生み出したジオン公国産らしさがここにも強く表れている。

ビーム・ライフル

ジークアクスは遠距離攻撃武器としてビーム・ライフルを使用。

サクサク使えそう

ビーム・ライフルはシールドのように小さめだが、片手武器として軽快にサクサク使えそう。

ちょうどいいサイズ

躍動的なポージングを取りやすいちょうどいいサイズだ。

近未来的なデザイン

近未来的なデザインもスマート。

銃

ハリウッドのSF映画に出てきそうな銃だ。

バックパックが分離! なんとコア・ファイターに

バックパック

ジークアクスのバックパックは可動式。バーニアレスのエンジン部分の向きを変えられる。

コア・ファイター

またバックパックをジークアクス本体から分離すれば、なんとコア・ファイターに。

戦闘機

ファーストガンダムやガンタンク、Vガンなどでおなじみのコア・ファイターが令和のガンダムでも登場した。ジークアクスの第四の武装および戦闘機として活躍をサポートしてくれる。

HG ジークアクスの総評

2025年11月現在では1500円前後で買うこともできる“お手軽”なガンプラ。でもスタイリッシュなデザインやパーツの細かさを考えればお値段以上だ。ビームサーベル用の大きなクリアパーツが2つ付属するのもポイント高い。2026年1月に口が開閉してエフェクトも付属するエンディミオン・ユニット覚醒時バージョンが発売予定だから、そちらも見逃せない。

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