HGAC ガンダムグリープを素組みレビュー! 2025のガンプラで一番かっこいい

HG アフターコロニー 1/144 OZ-19 MASX ガンダムグリープを素組みレビューする。HG ガンダムグリープはモビルスーツモード、アサルトモード、モビルアーマーモードに変形できる可変機。3つの可変モードによる多彩さ、阿久津潤一氏デザイン、ビームランサーなどのかっこよさが魅力的なガンプラだ。
目次
- ガンダムグリープがHG化! 無塗装の成形色で十分かっこいい
- 腕に取り付けられるシールドスパイクは変形モードでも重要な役割
- ガンダムグリープの側面を防御できる可動式リフレクトシールド
- スタイリッシュなハイパーメガ粒子ランチャーが付属! 近未来感すごい
- ビームランサーも付属! どんなポーズもかっこよくしてしまう武器
- アサルトモードに可変! こんなシャープな変形は初めてかも
- グリープがなんと3つ目の可変モードを披露! MAモードで戦闘機に
- HGAC 1/144 OZ-19 MASX ガンダムグリープの総評
ガンダムグリープがHG化! 無塗装の成形色で十分かっこいい

HG 1/144 OZ-19 MASX ガンダムグリープは、プレミアムバンダイ限定として2025年12月にバンダイスピリッツから発売。価格は税込4,510円、対象年齢は8歳以上。
日本の漫画作品『新機動戦記ガンダムW デュアルストーリー Gユニット』に登場するガンダムグリープをHGガンプラ化した。

ガンダムグリープはアスクレプオスやジェミナスといった他のガンダムW系も担当したメカニックデザイナーの阿久津潤一氏がデザイン。
情報量とシャープさが格段にアップし、1997年11月発売の旧キットから大幅にというか全く別物に変貌を遂げた。
その代わりに定価も4倍へ・・・HGで4000円オーバーの4.5Kはすごいから、どれほど最新鋭化したかが分かるね。でも、このかっこよさと変形の数々を見れば納得だ。

HG化したガンダムグリープは仄かにグレー味を帯びて高級感を醸し出すマットなホワイトと再現度の高い紫色の成形色がとても素晴らしい。
つや消しトップコートを吹かなくてもテカテカした安っぽい光沢がない。もう無塗装状態でも十分にかっこいいね。パチ組みで即映える、飾れる、惚れる・・・そんなガンプラだ。

まずはグリープの顔からレビュー。白いブレードアンテナはシームレスではなく凝った形状。根元からカーブして残りの半分はシャープな感じだ。あまり見かけない、とても特徴的な形状だね。
ツインアイは設定の黄色をシールで再現。クリアパーツやパーツ分割では色分けしていない。でも大まかな目のブロックや頬、顎は再現されているよ。
あと、HGのガンダムグリープ全体に言えることだけど、モールドおよびスジ彫りが深い。この印象的な彫りの深さで、グリープの鋭さとメリハリの質がワンランクアップしてる。やっぱりクッキリっていいね。
なお、グリープが顔を見せるのはMSモードの時だけ。とてもハンサムなんだけど、他のモードでは顔を見られないんだ。

グリープのボディ。黄色い部分の排気ダクトは色分け。ただ紫色のパーツと黄色いパーツをはめるときはなんか少し難しかった。硬いってことはないけど、なかなかピッタリとはまらなかったね。丁寧にやらないとうまくはまらないから、そこは注意が必要かな。

グリープはボディの両側面にバーニアを一基搭載。機体のバランスを取るときに有効なのかな。ここもディティールが細かい部分だ。
腕に取り付けられるシールドスパイクは変形モードでも重要な役割

グリープの腕。太すぎず細すぎずスタイリッシュなアームだ。各部の黄色いダクトも色分け。肘は2か所が可動するから、かなり腕を曲げられる。

グリープの脚。可動ギミックを搭載した紫色のパーツが膝下の両側に取り付けられている。グリープが可変するときにも動かす部分だ。

グリープは股関節付近の形状が凝っている。数段階はめ込む構造でパーツ分割が細かく、形状もとんがりがあったりしてスタイリッシュだ。

グリープの膝は大きなスライドギミックこそないものの、結構可動域は広い。ふくらはぎに取り付けられた白いパーツが干渉するから、完全には曲げられないけどね。ポージングへの影響は少ないよ。

グリープにはシールドスパイクが付属。MSモード時は腕、アサルトとMAモード時はボディに取り付けられる。MSの攻防と変形機構に重要な役割を持つ主兵装のひとつだ。

シールドスパイクはデスサイズヘルやヘビーアームズのようにコンパクト。フレキシブルな形状で先端が尖っており、近接攻撃にも使える。
さらに胡椒の注ぎ口みたいなグレーの部分は、バスターメガ粒子砲という遠距離攻撃兵装としても使用可能。デスサイズのバスターシールドみたいな攻防一体の武装だ。
MG 新機動戦記ガンダムW Endless Waltz ガンダムヘビーアームズ EW版
ガンダムグリープの側面を防御できる可動式リフレクトシールド

ガンダムグリープはバックパックとしてリフレクトシールドを装備。デスサイズヘルEWのようにシャープなデザインの壮大な黒翼だ。
MG 新機動戦記ガンダムW XXXG-01D2 ガンダムデスサイズヘル EW版

リフレクトシールドは意外と細かくパーツ分割されていて、変形ギミックにも活用されることから複雑な構造。ひとつひとつのパーツが薄くてすぐに曲がるので、手が予想外に当たったときにぐにゃっと壊れてしまうかもしれない。リフレクトシールドを触るときは衝撃を与えて破損しないよう注意が必要だ。

リフレクトシールドは前述のように可変ギミックを備えているけど、MSモード時は盾としても使用できる。

横に大きく広がったリフレクトシールドを機体側に折りたためば、シールドとして使用可能。デスサイズヘルみたいに機体の前面を覆うことまではできない。でも側面はかなりの範囲をカバーすることが可能だ。先述のスパイクシールドと組み合わせれば優れた防御性能を発揮するだろう。
MG 新機動戦記ガンダムW XXXG-01D2 ガンダムデスサイズヘル EW版
スタイリッシュなハイパーメガ粒子ランチャーが付属! 近未来感すごい

グリープのメイン火力としてハイパーメガ粒子ランチャーが付属。とてもスタイリッシュかつ精密な造形で近未来感がすごい武器だ。

ハイパーメガ粒子ランチャーはバスターメガ粒子砲と並ぶ、グリープの強力な遠距離攻撃武器。モビルスーツモードでは画像のようにライフルとして手に持って使う。

さらにアサルトモードでは機体の最上部、モビルアーマーモードでは機首に使用可能。このように様々な形態で活用されることから、グリープにとって最重要武装のひとつといえるだろう。
ビームランサーも付属! どんなポーズもかっこよくしてしまう武器

グリープには華々しい武器が付属。それがビームランサーだ。ビームランサーはまるでゲイボルグやトライデントのように神々しいオーラを放つ近接戦闘用武器。これを持ったグリープはどんなポーズでもかっこよくなってしまうという嬉しい呪いがかけられる。

ビームランサーは3分割のユニット構成。2つのユニットで構成された白い柄とプラズマビームだ。この多ユニット化はただパーツ分割されているわけじゃない。ちゃんと意味があって、後述する変形モードに活かされるんだ。

ビームランサーのプラズマビームはクリアイエローのエフェクトパーツによって表現。クリアパーツはニッパーで切る取るときやゲート処理時に気を使うんだけど、やっぱり見栄えが良くなるね。きれいで神々しさもマシマシだ。

ビームランサーとシールドスパイクを同時に構えてみる。どっちも尖ってる系だから相性がいい。これだけリーチのある武装が複数揃えられていたら、敵機はそうそう容易には近づけないよ。
アサルトモードに可変! こんなシャープな変形は初めてかも

ここからはいよいよグリープの変形モードをレビュー。グリープも変形したくてウズウズしている頃だ。

MSモードから可変する場合の次の形態はアサルトモード。脚はそのままに、上半身は大きく姿を変える。変形後のアサルトモードもグリープのシャープさを保持。こんなシャープな変形モードはガンダム史上屈指かもしれない。

アサルトモードへの変形はパーツの差し換えによって対応。胴体を丸ごと入れ換え、腕を持ち上げ、リフレクトシールドをゴニョゴニョし、シールドスパイクを正面に取り付けて、ハイパーメガパーティクルランチャーを上部にスライドしてはめ、分解したビームランサーの柄を両翼に取り付けて・・・ついにアサルトモードへの可変が完了する。

可変中はリフレクトシールドのところが一番難しい。バンダイの組立図が相変わらず分かりにくかった。でも楽しい部分でもあったね。想像以上にフレキシブルに可動してリフレクトシールドが立体的になる。変形の醍醐味を味わえたよ。

腕はリフレクトシールドの中にきれいに収まり、肩は翼の一部として露出。ここも調節が少し難しいところなんだけど、よく考えられた変形ギミックだ。
アサルトへの変形が完了したグリープは、ハイパーメガ粒子ランチャーとバスターメガ粒子砲を搭載して超火力化。機動力と破壊力のある砲台として猛威を振るいそうだね。
グリープがなんと3つ目の可変モードを披露! MAモードで戦闘機に

ガンダムグリープはなんと第三の可変モードを用意している。アサルトモードの次の形態、戦闘機になるMAモードだ。もちろんMSモードに戻ることもできるけど、ここではMAモードをレビューしよう。

モビルアーマーモードへの移行はアサルトよりも簡単。機首のシールドスパイクを持ち上げて、脚の紫色を回転し、 脚先とかかとを展開、脚全体を後方に大きく持ち上げ、最後にハイパーメガ粒子ランチャーをシールドスパイクの裏に装着すれば戦闘機の完成だ。

MAモードはグリープのどのモードよりも高速移動。MSとアサルトのような自立性とバスターメガ粒子砲の火力は失ったものの、その高い機動性が活きる場面もあるはず、だよね。
HGAC 1/144 OZ-19 MASX ガンダムグリープの総評
HGAC ガンダムグリープはかっこよさと成形色の優秀さが際立っている。素組み、パチ組みだけで満足度が高い。個人的な意見だけど、かっこよさは2025年に発売されたガンプラで一番だと思う。武器もどれもが妥協のない洗練されたデザインでクールだ。
もちろん3つの変形モードも最高だよ。どの可変モードもクオリティが落ちずにかっこいい。ガンダムWファンのみならず、全てのガンプラファン必見のスペシャルなキットだ。
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