HG ガンダムジリウスを素組みレビュー! フェザーエクステンションが特徴的な機体

HG 1/144 EES-001 ガンダムジリウスを素組みレビューする。キラキラ輝く、ラメ入りフェザーエクステンションが特徴的。装甲を外した軽装態も再現できる。グリップが長めのビームサーベルで二刀流もかっこいいぞ。

目次

HG ジリウスはラメ入りフェザーエクステンションで差をつける!

HGガンプラ化

HG 1/144 EES-001 ガンダムジリウスは、バンダイスピリッツからプレミアムバンダイ限定商品として2025年07月に発売。月刊ガンダムエース連載作品『機動戦士ガンダムエイト』に登場する主役機のガンダムジリウスをHGガンプラ化した。価格は税込み2,970円、対象年齢は8歳以上。

プレバン限定

ガンダムジリウスはプレバン限定ということや最新ガンプラの例に漏れず大人気。第2次予約受付でも争奪戦状態で、PB公式からはなかなか手に入れられないガンプラだ。

在庫を確保

午前中は敗北・・・それでも午後の復活をたまたま見つけてポチって今回はなんとか在庫を確保、10月発送分を受け取ることができた。

ジリウスの顔

まずはジリウスの顔からレビュー。黄色いブレードアンテナ、グレーの頭部バルカン砲および耳アンテナ、目の下と口元の赤色といった部分はパーツの分割によって表現している。でも目と額のセンサー部はクリアパーツ化されていないため、ここは付属のシールや塗装が必要だ。

ジリウスの横顔

ジリウスの横顔は以前レビューしたMG ウイングガンダムゼロEW Ver.Kaを素組みレビュー! カトキハジメ版プラモは翼が壮麗のウイングガンダムゼロに似ているかもしれない。耳パーツとか輪郭のシャープさがね。

ジリウスの胸部

ジリウスの胸部は特徴的。黄色い排熱ダクトの両サイドにさらに丸モールド付きの黄色い箇所がある。なんかマイナスドライバーで開けられそうな感じの・・・まぁともかくこのイエロー部分やネイビー、レッド、グレー、ホワイトといったボディの各部はほぼ完全に色分けされてる。

ジリウスの腕

ジリウスの腕の可動域は半分よりちょっと曲げられる感じ。上腕側の肘が可動しないから、最近のHGにしては控えめな可動範囲か。

肩部の外装

肩部の外装にはここにも排熱ダクト。ジリウスにはこういった排熱ダクトが先述の胸部、肩、手首、大腿部内側、脛、シールドなど多くの部分に配置されている。後述のフェザーエクステンションもそうだけど、ジリウスは排熱性能がとても高い機体のようだ。

ジリウスの脚部

ジリウスの脚部。HG ジークアクスやウイングガンダムやシード系に代表される脚長のモビルスーツは数多いけど・・・このジリウスも相当なもんだ。小顔でボディがスリムなのも印象に影響していると思うが、それにしたって脚が長い。

アスリート感

さらに肉厚で野性味というかアスリート感がある形状。華奢な上半身に比べるとインパクトがすごい。下半身だけ執拗に筋トレしたみたいだ。陸上選手体型のジリウスがマラソンランナーになればガンダム界では無敵かもしれない。

膝の可動

膝の可動はまあまあ。人間に近いくらいまでは曲げられる。

軸が白化

ジリウスは今時のHGにしては珍しく股関節にスイング機構がない。それでもフロントスカートが上下に可動するので、スカートを上に上げれば脚を結構持ち上げることが可能。ここはスカートのコンパクト性や動かしやすさがメリットになった。

ただ、股関節はスイング機構がないだけでなく、もうひとつ重大な問題がある。それは軸が短く貧弱で、加えて脚側の関節が硬いこともあって動かしにくいことだ。

というか股関節に脚を接続した状態で左右に動かすことをしてはいけない。上下の可動に関しては大丈夫そうだが、もし左右に動かせば軸がすぐ白化したり折れたりするだろう。実際、筆者のジリウスも軸が白化した。

だから脚を開いたり閉じたりするときは必ず脚を外す。そして任意の角度に動かしてからまた本体にはめる・・・面倒だがそうするしかない。

フェザーエクステンション

ガンダムジリウスの背中には最も特徴的かつ印象的なバックパックおよびユニットがある。それがキラキラしたフェザーエクステンションだ。フェザーエクステンションは放熱板の役割を備えた冷却装置。12本もの放熱板によってジリウスのオーバーヒートを防ぐ。

このフェザーエクステンションは青いクリアパーツで表現されており、そのソーダ味の氷菓っぽい色からして冷えそうな見た目だ。しかもラメ入りで、角度によってキラキラと輝いて美しい。

MG 1/100 プロヴィデンスガンダム[スペシャルコーティング]やHGUC ナラティブガンダム C装備、HG ユーラヴェンガンダム[ダイブイントゥディメンションクリア]など多くのガンプラに採用されたバンダイの得意技“ラメ入り”がここでも発動した。

フェザーエクステンションの可動ギミック

フェザーエクステンションは放熱板6本1ユニットで上下に配置。上のユニットのほうには可動ギミックがあり、放熱板が頭に接触するくらいまで持ち上げられる。

フェザーエクステ

原作コミックを読んでいないからフェザーエクステが可動する意味は分からないけど、なんとなくかっこいい感じだ。

二刀流のかっこよさはワンランク上! ビームサーベルのグリップがみそ

ジリウスのウェポン

ここからはジリウスのウェポンをレビューしていく。まずはシールドだ。

シールド

ジリウスのEES-ARMS-501 シールドは起伏が多くて形状も個性的。未来的なデザインを意識した感ある。ゴジラに出てくるバトラとかデストロイアの頭にも似ているかな。

先端には先述のフェザーエクステンションと同じラメ入りのパーツが使われており、おそらく放熱システムが搭載されているということだろう。

接続位置の変更

シールドは上腕と手の二か所に接続する定番の固定方法。一部ガンプラにある接続位置の変更はできない。

ビームサーベル

ジリウスはほぼ全てのガンダムが持つビームサーベルをもちろん装備。正式名称はEES-ARMS-201 ビームサーベルと、ちょっと長くてかっこいい。

本数

ビームサーベルは両サイドスカートの他にバックパックの両側にも備えられており、その本数は全部合わせると6本。これだけあればエネルギー切れになったり損傷してもたっぷり戦えるね。

近接戦闘用武器

ビームサーベルはガンダム定番の標準装備であり、ほぼ全てのガンダムが携帯する近接戦闘用武器。

ビームサーベルを多数装備

ジリウスの場合は二刀流前提であるため、エネルギー消耗の激しさを考慮してビームサーベルを多数装備している。

シンプルなタイプ

ジリウスのビームサーベルは柄からピンク色のビームが一直線に伸びるシンプルなタイプ。ジークアクスの個性的な形状をしたビームサーベルを除けば、大体のガンダムはこれだ。

グリップの長さ

ジリウスのビームサーベルが他のガンダムと違うところがあるとすれば、それはグリップの長さ。

グリップがとても長い

グリップがとても長いから持つ位置によって印象を変えられる。

スタイリッシュ

上のほうを持てばグリップが多く余ってよりスタイリッシュな雰囲気。るろうに剣心の緋村剣心感が醸し出せる。

EES-ARMS-001 ビームライフルが付属! 片手武装としては大型か

ビームライフル

遠距離攻撃武装としてEES-ARMS-001 ビームライフルが付属。

メカっぽさが強い

こちらもシールド同様にメカっぽさが強い形状で、Haloとかエイリアンシリーズに出てきそうだ。

未来的でクール

フェザーエクステンションのように排熱部を備えたデザインはとても未来的でクール。

大型

でも片手持ち用の武器としては結構大型かもしれない。

細い腕

いやかなりサイズがあるからジリウスの細い腕で大丈夫だろうか。

大丈夫そう

まあ大丈夫そうだね。

キラキラ仕様

排熱部もラメ入りでキラキラ仕様だ。

外装を外せば軽装態に! 軽量化したジリウスはポージング性能アップ

軽装態

ガンダムジリウスは軽装態へ移行できる。

装甲やバックパックを切り離す

腕、脚、背中に装着されている装甲やバックパックを切り離すことが可能だ。

スマートな体型

外装やフェザーエクステンションを取っ払って軽量化したジリウスは一段とスマートな体型になる。リミッターを解除して、より本気モードになった感じだ。

脚の可動域

フロント、サイド、リアスカートをなくして身軽になったジリウスは脚の可動域が大幅アップ。

ダイナミックなポージング

スイング機構がなくても脚を高く上げられるし、よりダイナミックなポージングも可能になる。

HG 1/144 EES-001 ガンダムジリウスの総評

HG EES-001 ガンダムジリウスの総評

HG ガンダムジリウスは最新のHGらしくプロポーション抜群。他のガンプラと差別化できる固有のフェザーエクステンションや軽装態の要素も魅力的だ。

でも確かにいくつかの問題があるのも事実。価格を抑えるためかもしれないが、以前レビューしたガンダムEXに比べれば手抜きや雑だと感じさせる作りがある。例えば首の素朴すぎる作り、肩のポリキャップ、肘の可動域、股関節の致命的な構造などだ。

とはいえ全体的に見れば外装を脱着できたりフェザーエクステがきれいだったり色分けも優れている。二刀流がかっこいいし、楽しめる要素が多いガンプラなのは間違いないね。

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