モデロイド ゲッター1 OVA版を素組みレビュー! スタチュー仕込みの造形がかっこいいプラモ

MODEROID ゲッター1 OVA版を素組みレビューする。ゲッター1はスタチュー仕込みの豪快な造形がかっこいいプラモだ。マントやトマホーク、マシンガンなどが付属し、ゲッタービームの砲口が露出するギミックも。
目次
- 初代ゲッター1が本格プラモ化! ゲッタービームの砲口が露出するギミックも
- 豊富なハンドパーツが付属! 各関節も見た目以上の可動域を備える
- ゲッターウイングがかっこいい!! スタチューから受け継ぐ洗練された造形
- OVAオリジナル武器のゲッターマシンガンが付属! 迫力十分で二丁拳銃もできる
- スパイク付きゲッタートマホークは凶悪感満載! ヒビのディティールも細かい
- MODEROID最高傑作!? 初代ゲッター1 OVA版の総評
初代ゲッター1が本格プラモ化! ゲッタービームの砲口が露出するギミックも

MODEROID ゲッター1 OVA ver.はグッドスマイルカンパニーから2026年10月に発売。オリジナルビデオアニメーション作品『真ゲッターロボ 世界最後の日』の第1話「復活!! 悪の要塞 早乙女研究所」から第3話「日本壊滅!! さらばゲッター!」まで登場する初代ゲッター1をアクションプラモ化した。後継機の真ゲッター1ではなく初代ゲッター1のキット化だ。

モデロイドのゲッター1は原型師の渕知信氏が代表を務めるガレージキットスタチューメーカー「T・O・P!」が制作し、2012年5月に発売された爆EXシリーズ『初代ゲッター1 真版』を元に開発。そのためゲッターマシンガンやトマホーク、なびくゲッターウイングなど多くの要素や造形に共通点がある。

ゲッター1のパイロットはゴウ・流竜馬、ケイ・神隼人、ガイ・車弁慶の3人。ゲッター1はゲッターチームの3人のパイロットがそれぞれ操縦するイーグル号、ジャガー号、ベアー号の3機のゲットマシンが合体した姿だ。
今回のモデロイドには合体ギミックはないけど、2025年10月に発売済みのMODEROID ミニ合体変形 ゲッター1では差し換えなしの完全変形合体が再現されているよ。

イーグル号の構成要素であるゲッター1の頭部。左右に突き出したメタリックシルバーの2本の角、メッシュになった赤い顔、メッシュから露出したメタリックグリーンの装飾と黄色いツインアイなどを再現している。
特徴的なのはメタリックグリーンとツインアイの色分け。黄色い成形色パーツの表面9カ所にメタリックグリーンが既に塗装されていてシール不要。シールを貼ったり塗装しなくても素組みで十分にキラキラきれいなんだ。もし塗装するとしても目の黄色部分だけでいいと思うよ。ひとつのパーツに複数のカラーはモデロイドではよく見られる手法だね。

ゲッター1は頭部の可動が優秀。頭部と首をつなぐボールジョイントと首のセンターラインにある可動ポイントによって大きく動かすことができる。

上を向くのもそこそこ良好で、下を向くのはかなりいい感じ。特に首のセンターが上下に可動することによる恩恵が大きい。

イーグル号の一部であるゲッター1の胸部。シルバー塗装の上にクリアグリーンのパーツがはめ込まれており、角度によってキラキラと輝く。シルバー部分は頭部のメタリックグリーンと同じ要領で塗り分けされ、シールや塗装なしでアルミホイルみたいな反射効果を得られるって寸法だ。なおクリアグリーンには別バージョンの透明クリアも付属しており、お好みで無色にすることもできる。

ジャガーが形成する腹部にはゲッタービームを搭載。フロントカバーで腹部に内蔵された非展開時、押し出しギミックで砲口が露出した展開時の両方を再現できる。

背面にあるリアカバーを取り外して現れたつまみを押し込めば、前述のフロントカバーが弾き出されてゲッタービームの砲口が露出。ゲッター線をエネルギーとして放つ必殺技、ゲッタービームの発射形態になる。なお、ゲッタービームのエフェクトパーツは付属しない。派手なエフェクトが付いてきたらかっこよかったけどね。

ゲッター1はジャガー号とベアーの接続部から胴体が回転。90度回転して上半身だけ真横を向くこともできる。一見すると可動性が悪そうだったり下半身と一体化しているような印象を受けるけど、実際はよく動いてくれるんだ。回転するだけでなく、胴体を前後左右に軽く傾けることもできるよ。
豊富なハンドパーツが付属! 各関節も見た目以上の可動域を備える

ゲッター1の腕。腕を伸ばした状態ではガンプラのような分かりやすい肘関節が見当たらない。上腕から前腕まで関節を持たない連続した筒に見える。まるで1本の串に紅白団子が刺さっているみたいだ。
でも曲げ始めてみるとガンメタリックな肘関節が大きく引き出され、想像よりも肘が曲がる。上腕の白い装甲が干渉するから90度強までだけど、それでもなかなかだ。もちろん上腕につくくらい曲げられれば言うことなし。だけどレトロなデザインを考慮すれば頑張ってるほうだと思う。

赤い装甲の両前腕にはゲッターレザーを装備。前腕から生えた3つのブレードで敵を切り裂く格闘戦用の武装だ。後継機の真ゲッター1のそれより小ぶりではあっても、刺さったらやっぱり痛そうではある。

ゲッター1のプラモはハンドパーツが豊富。デフォルトの拳手および握り手、開き手、マシンガン用の持ち手、トマホーク持ち手という4種類が付属する。

拳はもちろん殴るポージングで使えるし、開き手は威圧感のあるポーズで活きそうだ。

拳と開き手を組み合わせれば、手のひらに拳を当てたポーズも可能。戦いの前によくやるアレだ。

後述するゲッタートマホークの持ち手は親指を立てた形状。トマホーク専用の持ち手ながらいろいろ使えそうなサムズアップ感だ。イェーイ!とかね。ちょっとチャラいか。

ゲッター1の脚。白い装甲にテンプル騎士団感のある赤い模様が入っている。この赤い模様は全てパーツ分割によって色分けされており、とても再現度が高い。シールでは表現できない自然な立体感が生まれている。

ゲッター1は脚部の可動域も素晴らしい。腕同様に見た目以上によく動く。

股関節を動かすときは少しコツがいるけど、膝は大きく曲げられてかなり折りたためる。ここは肘以上の可動範囲で140度くらいは曲げられるかな。ガンメタリックの膝関節や内部フレームを露出しながら可動する光景はとてもクールだ。
ゲッターウイングがかっこいい!! スタチューから受け継ぐ洗練された造形

ゲッター1は背中にマント型のゲッターウイングを装着。ゲッターウイングは差し換え可能な布製と硬質ポリ成形の2種類が付属する。この布製とプラ製という構成はモデロイドシリーズのエスカフローネと同じだ。
布製は布という通り柔らかい素材のためポージング時の追従性能が高い。軽量で可動時に干渉しにくいというのもメリットだ。ただもちろん保持力はゼロなのでかっこいい波打ちやなびかせは難しい。
また縫製が雑でほつれも多いから安物感というかtemuで買ったファストファッション感がある。せっかくかっこいい機体だからそこは残念な部分だ。

硬質ポリ成形のゲッターウイングは布製とは対照的に動かせない固定タイプ。深い波打ちや横に大きくなびいたダイナミックな形状が特徴だ。

このマントは先述のフィギュア『初代ゲッター1 真版』の影響を大きく受けており、なびいた方向や造形がそっくり。スタチューを元にしたというのも納得の仕上がりだ。洗練された造形、波打ちの深さによる陰影の高級感、裾のギザギザカットはあまりにかっこよすぎる。
OVAオリジナル武器のゲッターマシンガンが付属! 迫力十分で二丁拳銃もできる

ゲッター1にはOVA版のみに登場するオリジナル武器、ゲッターマシンガンが二丁付属。ビームではなく実弾を使用する白塗りの銃で、一撃で敵を破壊できるほどの威力に加え高い連射性能まで誇る。ゲッタービームとともにゲッター1最強クラスの武装だ。

ゲッターマシンガンはこれまでにダイナミックチェンジR ゲッターロボ 限定Ver.や超合金魂 GX-52 ゲッター1 from 真ゲッターロボでも立体化。色分けは超合金魂に少し劣るけど、ディティールの細かさと輪郭のシャープさは今回のモデロイド版が歴代最高だと思う。少なくとも最も先進的な雰囲気があるのは確かだ。

超合金魂で青色だったドラムマガジンはガンメタに。より現実路線のミリタリーチックなカラーになった感じだ。そしてスコープの赤色はパーツ分割によって表現。超合金魂版より赤い部分が大きくなり、アクセントとしての魅力度が上がった。

ゲッターマシンガンを持たせるときはグリップを外して先述の専用持ち手に下から挿し込み、またグリップをマシンガンに戻す。持ち手のくり抜きは四角形ではなくジャストサイズの円形だから、グリップを持ったあとに隙間ができない。まるで人間が持っているかのように違和感のない自然な握り方だ。
チープに見える隙間を排除して安定性も高まる作りはまさに見事。二丁拳銃のかっこいいポージングもさらに格上げされること間違いなしだ。

ゲッターマシンガンは超合金魂で塗り分けされていたキャリングハンドルや銃口が白いまま。そこはちょっと味気ないから黒系で塗装したほうがかっこよくなりそう。
スパイク付きゲッタートマホークは凶悪感満載! ヒビのディティールも細かい

ゲッターマシンガンに続く大型武器であるゲッタートマホークも2本付属。ゲッターレザーとともに近接戦闘で活躍する、二刀流も可能な片刃の斧だ。

ゲッタートマホークはスパイク付きのハンマーから刃が生えたような形状。刃だけでなくスパイク部分で殴っても打撃力が高そうだ。

不規則でゴツゴツしたスパイクの形状やヒビが入った刃など使い込まれた雰囲気や数多の敵を葬ってきた凶悪感が満載。逃げたくなるような真に迫る造形が本当に素晴らしい。

ゲッタートマホークを持つときは柄の下方を分離して専用持ち手の中で再接続。マシンガンのときと同様、ハンドパーツは分解せずに武器のほうを分離するシステムだ。こちらもグリップと持ち手の間に余分なスペースなく掴めて密着度が高い。
ただ柄の特定の場所しか掴めず、上のほうを持ったりはできない。さらに腕を動かすとハンドパーツが分解してしまい、斧が落ちやすいという面も。大型武器だから多少は仕方ないけど、気になる場合はハンドパーツを接着するか接着剤を塗って乾かしてきつくしたほうがいいかもしれない。
MODEROID最高傑作!? 初代ゲッター1 OVA版の総評

モデロイドの初代ゲッター1は、レトロ感とスタイリッシュさが同居する洗練されたデザインや見栄えのするマント、迫力のある武器などによって超かっこいいプラモだ。
特にマントの効果は絶大でどのポーズもクールに決まる。全てのポージングがスタチューになるんだ。最新作ということ、満足感のあるボリューム、高いアクション性・・・総合的にモデロイドの中でも最高傑作だと思う。
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