HGAW ガンダムヴァサーゴを素組みレビュー! 腕と腹部が伸びるかっこいいガンプラ

HG ガンダムヴァサーゴを素組みレビューする。弟のアシュタロンの発売も迫る中、兄のヴァサーゴが先んじて登場。ストライククローは組み付けなしではHG史上最大の延伸を見せ、メガソニック砲も差し換えなしで展開するギミックを搭載。他にもウイングの展開やストライクシューターの連結ギミック、悪魔の顔など盛りだくさんのかっこいいガンプラだ。
目次
- ヴァサーゴがHG化! かっこよくてギミック豊富だけど話題の股関節は要注意
- ストライククローの延伸ギミックがすごい! 組み付けなしなら史上最長か
- 腹部がシャカっと伸びる! メガソニック砲の腹部展開ギミックを差し換えなしで再現
- ビーム兵器だけど格闘戦も! ストライクシューターには連結ギミック
- これもエピオン風! 迫力のあるビーム・サーベルが付属
- とことん遊べる! HG 機動新世紀ガンダムX ガンダムヴァサーゴの総評
ヴァサーゴがHG化! かっこよくてギミック豊富だけど話題の股関節は要注意

HG 機動新世紀ガンダムエックス ガンダムヴァサーゴは、バンダイスピリッツから2026年10月31日 土曜日 ハロウィンに発売。価格は税込3,190円、対象年齢は8歳以上。テレビアニメ作品『機動新世紀ガンダムX』の第3話「私の愛馬は凶暴です」から登場するガンダムヴァサーゴをHGガンプラ化した。

ヴァサーゴのパイロットは連邦政府再建委員会および新地球連邦軍に所属するシャギア・フロスト。フリーデン所属のガロード・ランと対立し、ゴーストガンダムとも呼ばれるガンダムヴァサーゴで戦った。
なお、双子の弟であるオルバ・フロストが搭乗するガンダムアシュタロンも11月に発売予定だ。フロスト兄弟の機体を組み合わせるのが楽しみだね。

ヴァサーゴの頭部。頭部センサー、ツインブレードアンテナ、ツインアイ、側頭部フィンなどが再現されている。頭部センサーとツインアイの緑色、ツインアイの黒い隈取りはパーツ分割やクリアパーツによる色分けはなし。素組み状態では紺色一色だから、シールや塗装が必要になる。
ツインブレードの紺色の基部と黄緑色のV字アンテナはパーツ分割で色分け。特徴的な耳状のフィンはガンダムXシリーズの中で最も長く、多くのガンダムファンが感じているようにエピオンによく似ている。というか顔全体がエピオンそっくりだ。もしエピオンカラーに塗装したら見分けがつかないかもしれない。
首の可動範囲はかなり良好。歴代HGの中でも屈指のレベルだし、もちろんXシリーズの中においては現時点で最高。首の根本がよく可動することで見上げたり顎を引いたり頭部を前後にスイングする動きに強い。
耳が大きい割に回転性にも優れていて、全体的に軽快に動かせる。ガンダムエックスとダブルエックスが首の根本据え置きでほぼ回転だけだったことを考えるとすごい進化だ。さすが2026年の最新HGだね。

ヴァサーゴの胸部エアインテーク。クリアオレンジのパーツが採用されており、光の加減でキラキラと輝く。付属の光沢感があるホイールシールを内側に貼ればもっとキラキラだ。
ヴァサーゴは胴体および腹部に第二の顔である悪魔の顔を持つのが特徴で、このエアインテークは悪魔の目を担う。まるでウルトラマンベリアルの目みたいなダークで怪しい雰囲気の輝きだ。

ヴァサーゴのフロントスカート。初期状態では一体化した左右同時可動だけど、ニッパーで中央を切り離せば簡単に左右独立可動にできる。左右を分割したあともしっかりした保持力があってペラペラすることはない。
スカート前面の黄緑色はパーツを裏から当てることで色分け。数年前ならシールで済ませられてもおかしくない部分だけど、2026年のHGでは違う。まあキットにもよるけどね。

ヴァサーゴの股関節にはスイング機構を搭載。左右が一体化されているため左右同時にはなるけど、両足を大きく前方に引き出せるからポージングの幅が広がる。現行のHGでもスイング機構が未搭載のガンプラもある中、メガソニック砲のギミックの関係でヴァサーゴには重要な要素だ。
SNSで話題になっている軸の壊れやすさについては・・・確かに問題がある。股関節パーツの挿し込み部のキツさと上に被せるパーツの抑え込みが強いことでスイング動作が硬い。ヴァサーゴの足を持って動かせば軸に負荷がかかる。まして左右同時に動かさないといけないのに、片足だけ引っ張って動かそうとするればジ・エンドだ。
軸自体に話題の肉抜き穴はなかったものの、貧弱さがあるのも確か。無加工でもしっかり押し込みながら動かせば脚を回転することはできるけどスイングは危険。以前レビューしたHG ガンダムジリウスを素組みレビュー! フェザーエクステンションが特徴的な機体よりはマシとはいえ、HGの中ではかなり悪い部類だ。
破損のリスクを下げるには股関節パーツが接触する挿し込み部とU字をデザインナイフやヤスリで少し削り、緩くして動かしやすくする。そして脚側の軸受けとその軸受けパーツを挟む前後2か所のダボ穴もドリル刃で2から5周分様子を見ながら削って硬さを調整。これらを施してあちこち適度に緩めたら結構いい感じだ。

ヴァサーゴの肩。切り込みが入ったアップルパイみたいな肉抜きがあり、格納されたアームの一部を見ることができる。同じく腕が伸びる系のシェンロンやアルトロンにはなかった要素だ。垣間見えるアームのメカ感がヴァサーゴのかっこよさを高めている。

肘の可動域は他のHGと同程度。上腕よりも前腕が太い作りになっており、さらにストライククローまでついて一見すると干渉が多そう。でも見た目より大きく曲げられてデメリットは全く生じていなかった。

ヴァサーゴの脚。ほとんど赤一色だけど排気ダクトはパーツ分割で色分けされている。

足部には可動ギミックを搭載。かかとから先が足裏側に可動し、足部をすぼめることができる。主に飛行形態への変形ギミックを搭載した一部のHGを除いてはほとんど見られない希少ギミックだ。この可動部を見てもヴァサーゴの力の入りようが伝わるね。

ヴァサーゴはバックパックに大型ウイングを装備。

ウイングには展開ギミックを搭載しており、二つ折りのウイングを広げることができる。このウイング中央のヒンジによって折りたたんだり開いたりする方法はウイングガンダムゼロと同じだ。そちらとはウイングの厚みは違うけどね。

ウイングのヒンジにはスラスターも1基装備。両翼とバックパックを合わせてスラスターは3基備えている。
ストライククローの延伸ギミックがすごい! 組み付けなしなら史上最長か

ヴァサーゴ最大のギミックは腕の伸長。4ヶ所の関節と2カ所のスライド伸縮により、全て展開すれば長大なアームになる。

実際に伸ばしてみるとこれは本当に長い。しかも差し換えなしでこれだ。これはHG史上ぶっちぎりで最長なんじゃってすぐにそう思ったよ。でもそれは違うらしい。なんと上には上がいてシェンロンとドラゴンガンダムのほうが長いみたいなんだ。
両方とも持っているから確認してみたら、ヴァサーゴは確かにアルトロンと同じくらいの3番手だった。だけどシェンロンとドラガンはどちらもパーツの組み付けや差し換えが必要だから、単純に優劣を決められない。追加や差し換えなしだったらHG史上最長クラスなんだ。

腕の伸長に合わせて前腕のストライククローを展開しハンドパーツの前に持ってくれば、ドラゴンハングみたいなリーチが長い攻撃形態になる。

伸長したアームは複数の関節とスライド展開によってフレキシブルに可動。保持力の高さはシェンロンやアルトロンよりもある印象で、伸ばしきってもポージングを維持しやすい。
腹部がシャカっと伸びる! メガソニック砲の腹部展開ギミックを差し換えなしで再現

ヴァサーゴは腹部が展開するギミックを搭載。メガソニック砲が露出する一大ギミックだ。露出させる方法は胴体を上に引っ張るだけ。胴体を分解してメガソニック砲のパーツを追加・・・なんてすることなく、組み付けなしで再現できる。ほんとにシャカッて持ち上げるだけなんだ。
こんな腹部が展開するガンプラ、他にないかもしれない。少なくとも自分が持っているガンプラの中にはなかったと思う。それくらい希少でクールなギミックだ。

胴体を前方に大きく傾けて脚も大きく曲げ、翼を広げて腕を大きく伸ばせばメガソニック砲の発射形態。足で踏ん張りストライククローで機体を支えるダイナミックなポージングがとれる。

大型メガ粒子砲の展開形態はまさに威圧感満載。ウイングと両腕を広げたポーズはあまりに雄大で圧倒される。ちょっとハイゴッグ感のあるオーラだ。胸部エアインテークを目、メガソニック砲を口に見立てた悪魔の顔が完成する形態でもあり、ヴァサーゴのダーク感が一段と凄まじい。悪魔の顔はイケメンだし、腹芸じゃないけど腹部で顔を表現するのはまるで仮装大賞みたいだ。

ヴァサーゴの足首に搭載された、足部を下腿部に引き寄せることができるギミックを活用すればメガソニック砲の安定感もさらにアップ。先述の足部の可動といい足首の可動といい今回のヴァサーゴは脚の柔軟性がすごいぞ。
これもエピオン風! 迫力のあるビーム・サーベルが付属

ヴァサーゴにはビーム・サーベルが2本付属。本来は一刀流なんだけど、ビームエフェクトと柄が2組付属するから二刀流も可能だ。

ビームエフェクトの緑色やギザギザして下半分が膨らんだ形状、そして長い柄はエピオンのビームソードを連想させる。主役機のライバル機ほどビームエフェクトが大型化するイメージだけど、ヴァサーゴもそのひとつだね。迫力があってとてもかっこいい。

エフェクトを取り外したビーム・サーベルの柄は背面およびリアスカートにマウントすることが可能。少し引っ掛けるとか1ヶ所挿し込むんじゃなく、全体を包み込むようにマウントするから保持力がとても高い。ポーズを作っているうちにポロリと落ちてしまうっていうありがちなことは起きないよ。
ビーム兵器だけど格闘戦も! ストライクシューターには連結ギミック

ヴァサーゴにはストライクシューターが2つ付属。3つの砲口を備えた3連装ビーム砲だ。

ストライクシューターは二丁拳銃ができるし、可動式のクロー付きで格闘戦も可能。

グリップを専用のジョイントに組み換えればストライクシューター同士を連結することもできる。

連結ギミックによって一体化したストライクシューターは片手で扱えるように。フリーになった片手でストライククローを放ったりビーム・サーベルを持たせたり、いろんなことができるようになるよ。
とことん遊べる! HG 機動新世紀ガンダムX ガンダムヴァサーゴの総評
HG ガンダムヴァサーゴはカラーリングとウイングはエピオン、腕はアルトロンガンダム風味があるガンプラ。かっこいい要素を集めた良いとこ取りって感じだ。ストライククローの延伸やメガソニック砲の展開ギミックにはパーツの組み付けや差し換えといった要素を一切排除しており、とことん”そのまま”遊べるのも大きな魅力。
とにかく可動部も多いし悪魔の顔もイケてるしギミック豊富で見どころいっぱいなんだ。三千円でこのクオリティは久しぶりにコスパのいい、納得感のあるガンプラに仕上がっていると思う。
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