胸のスターマークも再現! フィギュアライズスタンダード ゾフィー アクションのプラモデルを素組みレビュー

フィギュアライズスタンダード ウルトラマンスーツ ゾフィー アクションをレビューする。マーキングシールやホイルシールを貼り付けず、未塗装となる素組みレビューだ。

目次

2種類の突起を再現! ゾフィーのスターマークとウルトラブレスターが美しい

ゾフィースーツ アクションのプラモデル

ゾフィースーツ アクションのプラモデルはバンダイスピリッツから2021年10月23日 土曜日に発売。フィギュアライズ スタンダードブランドのウルトラマンとしては、TIGA SKY TYPE ACTION以来のプラモデル化となる。

ゾフィーとBタイプ

ゾフィースーツは原作においてウルトラマン[B TYPE]の改良型という設定。ゾフィーとBタイプはデザインや構造が似ていることから、このゾフィースーツのプラモにはウルトラマンBタイプ アクションからのパーツ流用が多い。

全高

ゾフィースーツのプラモの全高は約16センチ。フィギュアライズ スタンダードシリーズに共通するように、このゾフィースーツもまた足が長すぎるということはない。

柔軟性のあるポージング

ゾフィースーツは可動範囲を高めたアクションタイプだから、柔軟性のあるポージングが可能。首の根本と付け根の2ヶ所が動くことによって顎を引くポーズも様になるし、胴体側の肩が前後に可動することで肩周りも柔らかい。そして特に肘と膝はかなり折りたためる印象だ。関節自体はシンプルな構造だが、そのわりにサクッと動く感じである。

胴体の可動域

ゾフィースーツはこれまでのアクションタイプと同様に「可動優先時」と「LEDユニット内蔵時」の2パターンから選択が可能。可動優先を選択した場合にはLEDユニットが上半身に納まっていない分、胴体の可動域も広くなる。LEDユニット搭載時には一体化した胴体を使用するが、可動優先時は胴体を3つに分けるため可動部が増えるのだ。

胴体のこの分割化により、ボールジョイントが複数組み込まれたゾフィースーツの胴体は体を仰け反らせたりすぼめたりする動きが可能になる。もちろん人間ほどクネッと体を曲げることができなかったり、パーツを分割したわりに思ったほど動かないと思う部分はあるが。。。それでも胴体がひとつに固まっているよりはストレッチ性が高いのは間違いない。

股関節の柔らかさ

またゾフィースーツは以前レビューしたダークロプスゼロと同じく股関節の柔らかさも魅力だ。画像のように実にスムーズにポーズを取れる。ダイナミックに走っているポーズなど御手の物だ。

肩の銀色

なお、可動範囲とは関係ないが肩の銀色のアーマーも一応動く。ゾフィースーツがオーバーヒートしたから肩周りをプシューっと開放してクールダウン・・・的な雰囲気も醸し出せる。

スターマーク

先述のようにゾフィースーツとウルトラマンB TYPEは似ている部分が多い。ホイルシールを貼って赤いラインを付け足さなければ、一見するとB TYPEと間違えるかもしれない。しかしある決定的な“違い”がゾフィーをゾフィーたらしめている。それは胸と肩の突起だ。

胸のつぶつぶというかブツブツとしたこの突起の名前はスターマークという。スターマークの意味とはウルトラマンの世界における勲章。ゾフィーの場合は宇宙警備隊員としての功績により授かった勲章である。カラータイマーを挟んで左右に4個ずつ配置されている青い突起がそれだ。

特撮版においては銀色だったこのスターマーク。今回は角度や光の具合によって色が変化するという偏光パール素材のクリアパーツを採用し、より変化に富み美しく表現された。

ウルトラブレスター

そして、肩の突起はウルトラブレスター。ウルトラブレスターとは宇宙警備隊隊長の地位に就くゾフィーの称号を示す。軍人が肩に付ける階級章、いわゆる肩章のようなものだ。こちらもスターマークと同様に偏光パールのクリアパーツによって表現され、とても印象的な部分である。

このようにスターマークとウルトラブレスターという二種類のツブツブによってゾフィーはウルトラ兄弟最強としての雰囲気を強く醸し出す。しかもパールのキラキラでスペシャル感も満点。このツブツブのきらめきによってフィギュアライズスタンダードに登場した歴代のウルトラマンの中で最も華やかな存在といえるかもしれない。

なお、特撮版ゾフィーにおいてスターマークの数は左右6個ずつ、ウルトラブレスターは左右3個ずつ。しかし今回のマンガおよびアニメ版ゾフィースーツではスターマークが左右4個ずつ、ウルトラブレスターが2個ずつとそれぞれ数が減っているが・・・ゾフィーのなんらかの失態によって勲章や証を没収されたというわけではないだろう。

もしツブツブが全部で6個も減らされるほどの失態ならば余程のこと。まるで18個入りのチョコレートがお値段据え置きで12個に減らされるようなものである。それほどの失態となれば・・・例えば不倫とか逃亡とか裏切りといったことだ。しかし兄貴分のゾフィーには万が一にもそんな心配はいらないから、ただのデザイン上の問題と思われる。

オリジナル武器のマルス133改が付属! スペシウム光線やウルトラスラッシュも

マルス133改

ゾフィースーツのプラモデルはマルス133改や多彩なエフェクトパーツが付属するのも大きな魅力のひとつ。まず、写真でゾフィーが持っている大きな武器がマルス133改だ。原作者の清水栄一氏が描き下ろしたオリジナル武器である。

マルス133改とは大型の光線銃のこと。ウルトラマンの特撮シリーズにおいて科学特捜隊の隊員たちが所持していたマルス133を、ゾフィースーツおよびウルトラマンBタイプ用に改良したものだ。そのため、ウルトラマンBタイプにも付属している。

以前レビューしたウルトラセブン Ver7.3のEXライフルよりも迫力があるサイズとなっており、とても威力の高さを感じさせる武器だ。

ハンドパーツ

ゾフィースーツには前述のマルス133改を持たせるためのハンドパーツが付属。人差し指を引き金にかける専用の持ち手だ。しかしこの持ち手パーツは分解やポロリがしやすく、大型の武器を持たせるにはかなり不安定。ポージングに支障を来すことは間違いない。どうしても気になる場合はマルス133改と持ち手を接着するのも手だ。持ち手だけに・・・

ウルトラスラッシュ

ゾフィースーツにはごついマルス133改だけでなく、ウルトラマンらしい光技も豊富。そのひとつがウルトラスラッシュだ。ウルトラスラッシュは八つ裂き光輪という正式名称の別名であり、その名の通り光の輪を相手に投げる技。ゾフィースーツにおいてはスターマークのように偏光パールのエフェクトパーツが用いられ、これまた美しく再現された。

風穴

前述のウルトラスラッシュを持たせるのは表情手という付属のハンドパーツ。手のひらに犬夜叉に登場するような風穴が開いており、そこにウルトラスラッシュを挿し込むことで固定する。

スペシウム光線

ゾフィースーツのウルトラスラッシュに続く必殺技、それはウルトラマン定番のスペシウム光線

かっこいい

ウルトラマンの最も有名かつ代表的なスペシウム光線はやはりかっこいい。

スペシウム光線を放つ準備

前腕の赤いパーツをスペシウム光線受けが付いたパーツに組み替えれば、スペシウム光線を放つ準備は万全だ。

スペシウムブレード

ゾフィースーツ最後の光技はスペシウムブレード。前述のスペシウム光線と同じ前腕部分を専用パーツに差し替え、棒状のクリアパーツを蛍光灯のように取り付けることで表現している。

スペシウムブレードは、ガンダムヘビーアームズのアーミーナイフみたいに前腕にある光のブレードで相手を切りつけるための近接武器。ゾフィースーツにはセブンのような物理的なスペシウムソードは付属しないが、このスペシウムブレードがあれば近接戦闘も隙なしである。ただ、スペシウムブレードのクリアパーツの固定性がいまいちだから、知らないうちになくならないように注意しよう。

鮮烈な発光!? LEDユニットを内臓してスペシウムコアを光らせよう

LED発光ギミック

ゾフィースーツ アクションにもフィギュアライズシリーズ定番のLED発光ギミックを搭載している。別売りのLR41ボタン電池2つを入れた別売りのLEDユニットを胴体に内臓し、スペシウムコアおよびカラータイマーを光らせることができるのだ。

LED発光させたときのスペシウムコアの光り具合は凄まじく、まさにビカッ!という感じ。ピカッではなくビカッ!だ。その鮮烈さはエクストラフィニッシュのウルトラマンたちを凌ぐように見える。これも偏光パールの増幅効果だろうか。いや、ただの気のせいという可能性もある。ただ、胴体の可動域が制限されたとしても一度は発光させてみるべき価値のある輝きだということは伝えておこう。

スペシウムコア

なお、もちろん3分後にはスペシウムコアの青が赤に変わる。こちらの赤色も眩い光りで魅了してくれるはずだ。

LEDユニットのスイッチ

LEDユニットのスイッチを入れるためには背中のパーツを外す必要がある。これまではこのパーツの取り外しや取り付けが面倒だった。そのこともあってLEDユニットの搭載を見送っているケースもあるかもしれない。しかしゾフィースーツはパーツをとても容易に取り外すことができるからストレスフリー。逆にポロポロするくらいだ。それでも簡単に発光させられるメリットのほうが大きいため、多少のポロポロは気にならない。

ボタンをポッチと押す

背中をサクッと開いてボタンをポッチと押す・・・実に快適かつ理想的な仕上がりだ。

Figure-rise Effect台座

最後に一応ジョイントパーツ受けもレビューしておこう。例の位置に例の穴が開いており、そこにジョイントパーツを挿し込むことでゾフィースーツを付属のFigure-rise Effect台座に固定できる。

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